車のエアコンが臭い!原因と対策をご紹介!

「冬の間あまり使っていなかった車のエアコン。久しぶりに春先にスイッチを入れてみたら、なんだか嫌なニオイが…」
そんな経験、ありませんか?

実はこれ、けっこう多くの方が感じている“春のあるあるトラブル”なんです。

弊社にお越しのお客様も「オイル交換で来たけど、この前エアコン動かしたらかなりニオうんだよね」などのご相談が増えております。

今回は、その原因と、自分でできる対策、そしてプロに任せるべき場合について分かりやすくご紹介します!

車のエアコン操作部の写真


【車のエアコンの仕組みを知ろう】

車のエアコンは、冷たい風や温かい風を出すだけでなく、空気の湿気を取って快適な車内空間をつくってくれる装置です。

冷房の場合、冷媒ガスという特殊な液体がパイプの中を流れながら、「気体になって熱を吸収し」(=気化熱)「液体になって熱を放出する」(=凝縮熱)というサイクルを繰り返します。
この時、車内の空気はエバポレーター(冷やす部品)という場所を通り、冷やされてから室内に送られます。

一方、暖房はエンジンの熱を使って空気を温めます。冷房とはまったく違う仕組みで、エアコンのスイッチを入れていなくても温風は出せるのです。

空気を車内に送り込むときは、「エアコンフィルター」でホコリや花粉を取り除いてから、ブロアファンで風を室内へ送っています。つまり、空気の流れは外から → フィルター → エバポレーター → 室内、という流れになります。

また、内気循環モードを選んでいる場合は、車内の空気を取り込んで再利用するため、空気の流れは「車内の空気 → フィルター → エバポレーター → 室内」というルートになります。

エアコンの風の吹き出し口写真

【久しぶりのエアコン作動でニオイがする原因とは】

しばらく使わなかったエアコン、なぜ春先に嫌なニオイがするのでしょうか?
主な原因は次の3つです。

● 原因① エバポレーターにカビや雑菌が繁殖

冷房を使うと、エバポレーターが冷えて結露(水滴)が発生します。この水滴が乾かずに残ったままだと、カビや雑菌が繁殖しやすくなります。
冬の間、冷房を使わずに放置していると、カビの温床になりやすいのです。

● 原因② エアコンフィルターの汚れ

フィルターにはホコリ・花粉・カビの胞子などがたまります。これを放置しておくと、フィルター自体がニオイの原因になることもあります。

● 原因③ 車内の湿気やゴミ

湿ったマットや、食べ物のカス、ペットの毛などが臭いの元になるケースも。エアコンの風がそれを巻き上げて、より強くニオイを感じることがあります。

【今すぐできる対策&予防法】

● 対策① 冷房使用後は「送風」で乾燥させる

冷房を使ったあとにすぐエンジンを切ると、エバポレーターの中に水分が残り、カビの原因に。
冷房を止めたあと、2~3分間は「送風(A/C OFF)」で風だけを流すことで、内部を乾燥させましょう。

● 対策② フィルターは定期交換!

1年に1回、もしくは10,000kmを目安に交換が理想です。花粉やPM2.5対応タイプなど、用途に合わせた高性能フィルターもあります。

● 対策③ プロによる「エバポレーター洗浄」

カー用品店や整備工場で行っている「エアコン内部洗浄」は、ニオイの元に直接アプローチできる有効な手段。スプレータイプの洗浄剤も市販されていますが、構造が見えない分、プロに任せるのが安心です。

● 対策④ 車内を清潔に保つ

フロアマットを乾かす、こまめに掃除機をかける、消臭スプレーや除菌剤を活用するなど、日頃のケアも重要です。

面倒なエアコン掃除は弊社でも受付中です!

車のエアコンクリーニング写真


【まとめ】

エアコンのニオイは「仕方ない」と思いがちですが、ちょっとしたケアで予防も改善も可能です。
特にこれからの季節、花粉や湿気の影響も出てきますので、エアコンフィルターの交換や内部洗浄を春の点検メニューに加えるのがおすすめです!

アレルギー対策にもぜひ対策を講じておきたいですね。

当店でもエアコンフィルターの交換や、消臭・除菌メニューを取り扱っております。
気になる方は、お気軽にご相談ください!

~追伸~

子供から「車が臭い~!」とか言われると、

「…君たちの食べこぼしたお菓子が原因ではないのかね…?」とツッコミたくなるのは、万国共通だと思ってます!

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