スギ花粉の良い所を考えよう

憎き花粉…おのれ成敗してくれる…!ヘーックショイ!

花粉症のイラスト

こんにちは!中古車SUV専門店オートコミュニケーションです!

九州地方、3月上旬はスギ花粉の飛散ピーク予測が報道されています。

晴れが続くと予想される今週後半は、スギの木が本気を出すそうで…

更には例年より多い予測…

ウソだろ…?去年だって辛かったぞ?更に多いって?とお嘆きの方、激しく同感です。

情報によれば、昨年の猛暑はスギの木にとって花粉を作る好条件が揃っていたとのこと。

これからも猛暑が続く予測だと、毎年「例年より多い」が更新され続けるのでは…と今からげんなりしてしまいます。

悪あがきと言われても、あの辛さは味わった人にしかわからない…!

という訳でここで一度、花粉症対策をおさらいしていきましょう。

身近にできる花粉対策

〇外出時はマスク必須

〇目の保護には花粉対策用ゴーグル(隙間がないタイプ)

〇服はツルツルした素材(ポリエステルやナイロンなど)

花粉対策防護服イラスト

↑もうこれしかないのでは?

〇帰宅時には玄関の外で服についた花粉を払い落す

〇空気清浄機全力フル稼働

〇洗濯物は室内干しまたは乾燥機

体の中からできる花粉対策

本来は人体に影響のない花粉をアレルギー物質と体が認証してしまう事で起こる花粉症、これらの改善には免疫機能の正常化で症状改善ができると期待されています。

〇腸内環境改善の食品例

・青魚

青魚に含まれるDHAやEPAがかゆみ成分のヒスタミンの働きを抑える

・ヨーグルト+バナナなど

ヨーグルトの乳酸菌はオリゴ糖をエサとするため、バナナやはちみつなどで補う

発酵食品も腸内改善に有効

・レンコンやゴボウ、海藻などの食物繊維豊富な食材

・ココアやチョコレート、緑茶も

カカオポリフェノールが豊富に含まれているチョコレートやココア、緑茶のカテキンもヒスタミンの働きを抑えると考えられている

・梅干し

毎日梅干しを食べている人にはアレルギー症状が少ないという調査結果も

花粉症に効くとされる食品例

肉が…肉がない…!

この結果を見ると、バランスの良い食事を心がけましょう、という一択になりますね。

体の酸化を促す油ものやお菓子も控える事が大事。

とは言っても、日々のお菓子を止めるのは自分には苦行で仕方ない…

そんなあなた!

もういっそ、「花粉は飛んでくるから仕方ない、嫌だと思っていても飛んでくるのだから、それなら少しでもヤツらのいい所を探そうじゃないか」

と考えを改めてみませんか?

そうです、世に言う開き直りです。

「スギの木だって、人に悪さしたくてしてる訳じゃない」と思い直してみましょう

「名を知るは愛のはじめなり」

という訳で、スギの木をもっと知って、少しでも良いところを探してみました。以下は暇つぶしにご覧ください!

〇杉…ヒノキ科スギ属の針葉樹の一種

ちょっと待ってくれ、君、ヒノキの仲間やったんか!と思わずツッコミ。

それ故に、スギ花粉の人はヒノキ花粉も反応しやすいそうです。

ますます嫌いになってきましたね。

気を取り直して、

由来は諸説ありますが、まっすぐに成長する木であることから「すぐ(まっすぐ)」が語源とされています。

(「すくすく育つ木」「上へ進み上る進木(すすき)」などの説もあります)

日本の固有種で成長も早く比較的長命であり、古くから最も広く植林されている樹種。

なんとその面積は人工林の45%、全森林の18%に達し木材として利用されてきた歴史があります。

その他、観賞用やご神木としても知られているものも多いですね。生活の中に当たり前のように根付いているスギ、古くは日本書紀にも記されているそうです。

ではなぜこんなにもスギが普及したのか、

その歴史を少し調べてみました。

戦争が深く関わっていた?

戦時中は木材が大量に必要且つ、都市部の木造家屋が空襲などで被害にあい、木材の需要が急速に高まりました。

そのため成長が早くまっすぐに伸びやすく、舟に使えるほど水にも強く、加工しやすいという性質を持った杉やヒノキが着目され、植林を推進する「造林臨時措置法」が制定。

これを契機に植林が広まったとされています。

戦後日本の復興には欠かせない存在だった杉の木。

当時は花粉症は思いもしないマイナーな症状だったのでしょう。

現在でも多くの戸建て住宅において8,9割は木造と言われており、家具家財も木でできた製品は非常に多いですね。

安価な輸入木材による林業の衰退も囁かれる昨今、昔ほど商業的な価値もなくなったとは言え、杉の木がなくなると、そもそも日本の建築の在り方自身が覆ることには今のところ変わりないのではないでしょうか。

因みに木材加工された杉には、花粉はついていませんので花粉症の人もご安心を!

一度は見てみたいご神木「屋久杉」だって杉の木だ

人工の杉は樹齢が50〜80年程度が一般的で、直径30~50cm、樹高20~30メートルほど。

比べて天然の杉は樹齢が1000年を超えるものもあるとされ、九州で親しまれる屋久島の「縄文杉」は幹回りがなんと16メートルもあるそうです。ただし縄文杉は複数の木が癒合したものともされているらしく、確実に1本の杉で計測できる最大のものは高知県にある「杉の大杉」、幹回りは15メートルに及びます。

最も樹高が高いものは京都市の国有林内にある「花脊の三本杉」の1本(東幹)で62.3メートル。

マンションなら20階前後に相当します。想像しただけでも凄い大きさですね。

一度はお目にかかりたいものです(花粉シーズン以外で)

身近な杉製品ってなんだろう

壁や天井、床などあらゆる住宅建材や家具に使われているのはご存じの通りですが、その他に生活の中にある杉の製品は何があるでしょうか。

・段ボールや新聞紙(原料のパルプ)

・ティッシュペーパーやトイレットペーパー(主成分は広葉樹)

・コピー用紙、封筒や紙袋

・お香やアロマ製品

こうみると紙製品には多く木材がパルプとなって使われているのがわかりますね。

生活に欠かせないアイテムの数々…杉の木さん、お世話になっております。

杉を全部変えよう!とは言っても…

何といっても花粉症の方にとっては、目の敵になってしまう杉の木。

しかし木を伐採すればそこに住む動物の生態系が揺らぎ、

根を張る事で保っていた地盤が崩れ、

山の保水力が減り、

地球温暖化につながるなど、簡単に「代替」が出来ないのが現実。

昔の日本も、思いもしなかった花粉症、

新たな木の植樹により、想定外の症状が出る事も大きな懸念になります。

目の前の解決を焦って同じ歴史の繰り返しとならぬよう、後世のために慎重にならねばなりませんね。

まとまってないけどまとめ

いかがでしたか。

なんだか、「ちょっと好きになった気もする…というよりも、無くすことができない木」という認識になった杉の木。

それでも日本の18%に上る日本固有の木は、有史にはすでに生きており、人の手で人の為に植えられ、今も地球環境の為に本能で私たちに恩恵をもたらしてくれています。

変わるべきは自然ではなく人、

自然の中で生かされているというのを今一度考える機会かもしれませんね。

でもね、やっぱり花粉症は辛い!

辛いものは辛いんだ!

ぼやくぐらいは許してほしい!

参照~Wikipediaより「杉」~

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