チャイルドシート、いつまで使う?

事故は、誰もが皆ルールを守って初めて防げるもの。

しかし様々な状況から、凄惨な事故の報道を聞く度に目を覆いたくなる現実があります。

車の事故が起きた場合、ケガの度合いや命の危険などが一番大きくなるのが子供。

今回は、大切なお子様の命を守ってくれるアイテム、チャイルドシートやジュニアシートの使い方の確認です。

法律で6歳未満の使用義務が定められている

チャイルドシートは法的使用義務があり、違反者には行政処分の基礎点数が一点付加されます。

認知割合は高くなってきてはいるものの、実は2023年のJAFによる使用状況調査によると、76%とまだまだ100%には遠い数字となっています。

2023年チャイルドシート使用率データ警察庁・JAF合同調査より作成/引用  

お子様の成長に沿った適切なチャイルドシートをお選びいただき、使用方法を厳守の上、お子様をもしもの事故の時から守りましょう。

 

身長が140㎝になるまでは使用が推奨されている

6歳以降からは法律上の義務とはならないチャイルドシートですが、車両に装備されているシートベルトは大人用の規格として作られており、実際にはまだチャイルドシートやジュニアシートなどの設置が推奨されます。

シートベルトは身長が140㎝以上の体格に合わせて作られている為、身長の満たないお子様が使用する場合には危険が伴うのです。

子どものシートベルト着用の危険性

大人であれば鎖骨の中央付近を通り腰骨にかかるシートベルトですが、子どもが使用した場合には体の首や柔らかいお腹にかかり、事故の衝撃で甚大な損傷を受ける可能性が高いのです。

お子様が成長してくるとチャイルドシートを嫌がる子や、保護者も面倒を感じてついシートベルトで代用してしまう、という事があるかもしれませんが、一時の手間や我慢を惜しまずに子供の身を守るために確実な方法でシートを使うようにしましょう。

福岡県では無料レンタルチャイルドシートも行っています

チャイルドシートの画像

チャイルドシートは安い買い物ではないのは確か。

お金に命はかえられないのですが、買う前に乗り心地を試したい場合やサイズ感を確認したい時、帰省中などの短期間だけ自車とは別に車に取り付けたい時などには福岡県交通安全協会が実施しているチャイルドシートの無料貸し出しが有効です。(交通安全協会員である事が必須)

福岡県交通安全協会のチャイルドシート無料貸し出し公式HPはここをタップ  

お住まいの地区によってレンタル期間は変わりますが、例えば西福岡の地区では三か月間の無料貸し出しが可能です。

お試し期間を経て本購入、短期間滞在先での利用などには最適なサービスですのでぜひご活用ください。

まとめ

いかがでしたか。

チャイルドシートは6歳未満は法的使用義務がある事、

またその後であっても身長が140㎝に満たないお子様は車両のシートベルトは適切ではなく危険が伴う事、

成長に見合った補助シートの使用が推奨されている事

これらは全てお子様の命を守るためには大切なものです。

子どもたちは、親の車を疑う事もなく絶大な信頼を置いて乗車しています。

子どもたちは、自らチャイルドシートを設置できません。  

車内はきっと家族の空間で楽しいひと時でしょう。

その信頼に応えるのが保護者の役目。

「なぜシートを付けていなかったのか」「どうして手間を惜しんでしまったのか」などの悔いを残さないため、安心安全で適切なチャイルドシートの使用をこれからも続けていきましょう。

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