【要確認】車内に子どもやペットだけで1分1秒も残さない
車内閉じ込めを起こさないために
こんにちは、SUV専門店オートコミュニケーションです。
皆さんは、車の鍵を車内に閉じ込めてしまう、いわゆる「インキー」が年間に何件ほど起こっているかご存じですか?
2021年JAFの発表によると、年間で実に12万件以上が発生しています。
これはJAF統計なので実数ではもっと増える計算になりますね。
とても厄介且つ焦ってしまう事案ですが、この問題解決は単純に、ロードサービス等にお任せすれば解決します。
問題なのは、「子供も鍵も車内のままロックがかかった状態」です。
不注意による閉じこめであればその場でロードサービスなり窓ガラスを割るなりで対処は出来ますが、恐ろしいのは
「子どもやペットを車内に故意に残して車から離れる場合」
です。
実例として「子どもがおとなしく寝ていたから」「コンビニでお茶を買うだけだから」という理由で車から離れる事があるようですが、その一瞬の隙に事態は起こっています。
「子どもやペットが運転席のロックボタンを誤って押した」
「子どもに鍵を持たせていたらロックをかけてしまった」
これらの事は大人の予期せぬ所で当たり前のように起こるものです。
夏は冷房をかけていたから少しなら大丈夫、屋根の下で日陰だから大丈夫…と思っている方も多いようですが、全くのご法度。
車の閉じ込めだけでなく、車外に一人で飛び出してしまうリスクもありますよね。
一人で子供だけを残す、命を置いていくというのがどれだけ危険な事なのかを今一度確認しましょう。
続いて、一番回避したい最も恐ろしいのは
「子どもやペットを車内に残したことを忘れた場合」
です。
AIによる生成画像
寝ていて大人しい子や、親が急いでいていつものルーティーンと違う行動をしている場合などに最悪の事態は起こりえるもの。
「いつもは母親が保育園の送迎をしているが、体調不良で父親が送迎をすることになった。バタバタして自分の出勤時間に間に合わない。急がないと」
「買い物に連れていくとあっちこっちに行って危ないからタブレットで動画を見せて車内で待たせよう」
などなど、これらは珍しい事ではありません。
他の事に集中していると何かを忘れてしまう事は日常生活でもありますよね。
こういった事態は「自分はこんなことはしない、大丈夫」と思っていてもヒューマンエラーは必ず起こりえるものです。
夏の車内の温度はたったの15分で40度を超えます。これは体温調整機能の未熟な乳幼児にとっては命の危険と直結するのです。
もちろん大人にとっても危険指数ですが、大人は鍵を開けて外に逃げる術を知っています。
逃げ方を知らない子どもやペットには、大人が目を離さず見守る以外に回避する術はありません。
子供が自身でロックの開閉を理解できるようになるまでの数年の間は、普段から「1分でも1秒でも車内に命を残さないこと」を徹底的に習慣づけていきましょう。
報道でも案内されていますが、万が一子どもが車内に忘れられ閉じ込められた場合、幼い子どもでも自分の居場所を知らせる事のできる方法は「クラクションを鳴らし続ける事」。
しかし、子供が状況を理解し咄嗟の判断ができるかどうかは難しいでしょう。
一番は保護者の方と、手を繋いで車から降りられるたったの数年間を日々の幸せとして過ごしたいですね。